フランス公演、苦難とカタルシスの9日間の旅。②

■5月26日(火)
公園の草の上で出演者3人+音響(美術も)担当フッキーの4人で、
フランスにて初稽古。
美術はまだできていないけれど、音響は慣れてきてくれた。

舞台の下見も兼ねて、ベルタンポワレに
舞踏家の稲川誠さんの公演を観に行きました。
土方巽と和栗由紀夫さんの舞踏譜を選んで踊っていったという振り付け作品。
とても私は楽しめました!
終了後の打ち上げで照明のマーゴさんや主催の大谷さんにご挨拶。
しかし、館長の方が、「フランスの人は舞踏を観ても驚いて避けるから、あんまり好かれない…」というようなことを言っていて、衝撃でした…。それじゃ日本人と変わらないじゃないですか!!!とは言い返さなかったけれど、路上をやったら沢山の人が見てくれたのに、フランスでも舞踏はアングラ?!…。謎を抱えたまま、家に帰り、モヤモヤしながらこの日は床に着きました。

■5月27日(水)
フッキーの美術作品制作のお手伝い。

10:00~15:00まで舞台が稽古用に使えるということでしたが、
美術作品の幕が完成せず、到着したのは14:30…。
照明兼舞台監督のマーゴさんも焦ってました。
照明の打ち合わせの為に、通し稽古を観てもらうことに。
15:00~舞台とは別の部屋で練習ができるということで、部屋を移り、
通し稽古。
終了後、4人で初の外食。
メニューが良く分からず、パスタを食べました。
私は4種のチーズパスタを注文。美味しかったです。

帰宅途中の電車内でサックス演奏が始まって、
心が癒されました。
私、時差ボケだったんでしょうか…。
なぜか明日が本番だと勘違い。
この日、色々慌てて準備したけど、明後日でした。汗

■5月28日(木)
1日間違えたせいで、お蔭で、少し余裕が出ました。
朝から、3人分の衣装を部分的に紅茶で染めて、干しました。

まだ美術作品(幕)は出来上がらす、
それを使う私の最後のシーンの振り付けも決まらず、少々不安。
幕で、2枚作っていたうちの1枚は、仕組み上、幕ではなくスカートのような衣装に変更。
完成形の状態が踊りやすいように…ということで、私にも作品に関する責任が…。

16:30、私たちと同じ本番の日に先の組で踊るMarlèneの後に
舞台を自由に使っていいことになっており、
演者の春梵が舞台装置として雨の滴をたらしたい、ということで
装置づくりに私と吉崎さんも参加。
ベルタンポワレは、あまり仕込みができない劇場なので
マーゴさん、困惑。設置するのは、大変そうでした。
美術幕の設置と雨降らしの装置の準備。
いつになったら稽古はできるのかと不安が募りました。
20時までしか使えないと言われてましたが、マーゴさんが見るに見かねて
20時過ぎても通しを1回だけやらせてくれました。

■5月29日(金)
フッキーと春梵は、舞台美術の3個目。椅子の装飾を寮でしてました。

私は吉崎さんと2人で早めに会場入り。稽古。
劇場の人からストップがかかり、雨降らしの装置はなしになりました。

会場に持ち込まれた、完成した椅子の装飾を観てびっくり!
なんとノコギリの歯や鋭利な部品がいくつか、ついているではないですか…汗汗汗。
これを舞台で勢いよく、担いで持っていくのが私の役目でしたが、刺さる可能性が…。
どうやら切れる部分は、透明のビニールテープで補強してあるから
大丈夫ということでしたが全体が尖っています。「運べない…」と返答したけれど、
今更、振り付けを変更する余裕もなく、どうしよう…と思いながらゲネプロに。
アドレナリンが出ているお蔭でどうにかうまくかわして、
何もついていない部分を持って運ぶことに。

初日、本番もどうにか無事に終えることができました!
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カーテンコール、フランスの人は3回ぐらいやるみたいで、驚き!
拍手がなかなか止まない!嬉しい終了でした。

終演後の打ち上げで、お客様との交流。
マーゴさんに通訳して頂きながらでしたが、
面白かったと言われ、本当にうれしかったです。

寮に帰ると、私たちと同じ舞踏フェスに出演する
舞踏家の長岡ゆりさんと点滅さんが日本から到着しており、
寮がとても賑やかになっておりました。


■5月30日(土)
本番まで時間があったので、私は、当初、出演者3人で作品に良い刺激になるので
観に行こうと言っていた地下納骨堂におよそ600万人の遺骨が納められているカタコンブに、出演者としては1人(観光で来ていた出演者のお母さんと妹と3人)で行きましたが300mぐらいの長蛇の列。
日本へ帰る前の最後のチャンスでしたが、諦めました。

2日目の本番は、春梵が舞台中心で踊る後半の10分ぐらいのシーンが
即興に変更したいということで
そこの部分は、今までと全然違くなりましたが、私も即興で対応して
無事に終えることができました!

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舞踏フェスの関係者の皆様、お世話になりました。
誠に有難うございました!!!
これからの舞踏でのフランスとの文化交流が益々栄えることを願ってます。

■5月31日(日)
パリ最終日、ネットが今まで繋がっていたのに繋がらなくて、パリに住んでいた知り合いにも会えず、
疲れ果てて、私は寮で寝てました。

18:00…。一緒に帰国するはずの出演者のお母さんと妹さんが観光から帰ってこず、
20:55のパリ発の飛行機に乗るにはそろそろ出発しないとでしたが、
19:00になり、寮に戻ってきたので、すぐ出発。
大変お世話になった天理教文化施設の寮を後にしました。
皆さん、本当に親切にしてくださり、感謝してます。

飛行機出発30分前に空港に着いて、大急ぎで走って搭乗。
他の出演者のメンバーはまだフランスにいるそうですが
私は仕事の兼ね合いで、美しい夕日が出ているパリの空を後にしました。

韓国仁川空港に15:00着
仁川空港を21:00出発
羽田に23:20着。
家に着いたら1:00ごろでした。

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